ミニマリストが話題にする映画『365日のシンプルライフ』、主人公が全ての持ち物を倉庫に預け、一日一つ物を取り出せるというルールのもと一年間過ごすというもの。この映画の真似をして実験してる人がいて、私もやってみました。
映画では裸から始めてますが、さすがにそうはいかないのでだいぶゆるいルールでやりました。
ルール
①物をなるべくクローゼットにしまう。
例外:
生活維持に必要なもの 財布、鍵、家電、食品、調理器具、寝具、衛生・掃除用品、薬、外出用の服や靴やかばん、仕事の道具、体温調節に必要なもの
物理的に入らないもの ベッド、机、棚、椅子
積み上げられないもの 食器、鏡、額、花瓶など割れそうなもの、折れたり曲がったりつぶれたりしそうなもの
②使いたいものは出してもいい。使うときに出して、終わったらなるべくしまう。またクローゼットとして服を取り出すし洗濯が終わったものは入れる。生活を破綻させてまでやりたいわけじゃないので。
③買い物は必要ならしていい。食べ物はもちろん、洗剤など必要だと思ったなら買っていい。「欲しい」では買わない。
④スマホ・パソコンは充電器とともに使うことに。スマホ・パソコンをしまうことは今回やりませんでした。スマホはいつも1時間30分の使用制限かけてます。
結果
取り出したもの:着替え、ハサミ、カッター、ペン、メモ用紙、イヤホン、メジャー、メガネ拭き、接着剤、小物入れ、本、安全ピン、カミソリ、部屋が殺風景なので飾りを少し、塗料を使ったDIYをしたのでハケ、マスキングテープ、ドライバー、ペンキ(購入)、髪を切ったのでバリカン、充電器、櫛、ピクニックしたのでレジャーシートや水筒、虫よけスプレー、蚊取り線香とライター、割り箸、ウェットティッシュ。
ペンキが必要だと思った理由:カラフルだったり周囲と色が合わないものが集中力を奪っていると感じたため。目立っていた汚れや無駄に英字が書かれていたものも塗りつぶしました。
頻繁に物を取り出して使うという感じではなかったです。物は少なくても生活できるということを実感しました。ミニマリストの人たちの部屋の写真を見るとすっからかんですが、それでも生きていけるというのがよく分かります。そしてインターネットがあればいくらでも時間が溶けるということも実感しました。
物を使わずに生活できるというより、「物を使ってる暇がない」というのが正直な感想です。普段は家と職場の往復、休日も掃除して食品買いに行って料理して昼寝してSNS見ていたら終わってしまいます。(SNSが無駄と言いたいところですがSNSでのフェミニズムは無駄ではないと思っています。)今はフェミニズムに注力したくてただでさえ時間がないので、使うときに時間も使ってしまうような物(例えば分かりやすいのはDVDやハンドメイドの材料)は持っていたくない。ミニマリズムは「大切なものだけ残す」とか言われたりしますが、私にとって今大切なのはフェミニズムだけで、もう物は必要ないのかもしれません。
小話
いろいろ物を捨ててきてクローゼットに余裕が生まれたからこそやってみれたんですが、それでもクローゼットの中がパンパンに積みあがりました。必要な物を探すのに時間がかかることもあるので、出かける直前にバタバタする人とか要注意です。クローゼットの中も整理整頓されていたらベストですね。
物が行方不明になるリスクもあると感じました。なくしたら困るレベルの超大切なもの、スマホ充電器財布鍵印鑑通帳カードなどは入れないほうがいいかもしれません。
棚と机の中がガラガラで動かしやすいのでこの機に掃除と模様替えしてもいいかもしれません。
おわりに
部屋が殺風景かつクローゼットがパンパンのまま100日以上経ちました。クローゼットから取り出さなかったものを捨てるかどうかはこれから吟味します。脱オタクして娯楽がほとんどなくなってしまったので、捨て活をしばらくの趣味にしようと思います。
ミニマリスト目指してると、ルーティンや食べるものを決めて迷う時間や労力を減らそうとも聞きますけど、まだできてません。Routineryというアプリでヨガとか瞑想とか入れたルーティンを作ったんですが、三日坊主を繰り返しています。
なんでこんなにもお金と時間と労力の節約をしたいのかというと、それらをフェミニズムのために使いたいからです。1日24時間はどうやっても増えないし、お金も簡単には増えないし、気力体力にも限界があります。増やせないなら節約するしかない。何かするのをやめて時間を作り、何かを買うのをやめてお金を残し、何かに頭を使うのをやめ労力を温存するしかないと思っています。これを読んだ女性たち、もっとフェミニズムに取り組むためにも、ミニマリズムいかがでしょうか。
コメント