デモに行く人間の心境はこんな感じ

反TGism
ダンス・イン・クローゼット管理人
ダンス・イン・クローゼット管理人

過去に参加したデモに行くまでの心境を暴露(?)。ぼかして書くからレポと言うにはイマイチですが。

恐怖!ユウキ!そして感謝!感情が激動でした…。

開催者さんありがとうございました!まだ乗っかるしかできない人間だけど、共に戦います!参加者の皆さんもありがとうございました!これからも共に戦いましょう!

デモ参加を決めるまで

かつて、女性たちが女子トイレ獲得のために戦った。その歴史の延長線上で生きている自覚があります。「戦った女性たちがいる」と…。そして今、また「戦いが起こっている」。

そう思うと私たちの肩にも歴史がかかってるな?今の女性の命と生活だけじゃなくて、けっこう遠くの未来もかかってるな…未来へのシスターフッドかな、みたいなことを、以前からぼんやり考えていました。今は「戦いが起こっている」だけれども、未来で「戦った女性たちがいる」と言われるようになるんだろうなと。

デモが開催されるという情報を知り、人が集まることで社会の注目を集められるかも!とデモに参加を決めました。

セックスとジェンダーの違いが分かる、女男の身体には性差がある、女性スペースに男性を入れたら危険であることを理解できるほど恵まれた人間の自覚があるので、私のような人が率先して参加しないといけない気はしていました。この社会にはセックスとジェンダーの違いが分からない人もおり、ケーキの切れない人もおり、そして子どもたちもいます。どれほど反対されようと、そのような人たちを守るには私が動くしかないという義務感がありました。

前日

参加を決めたはいいものの、恐怖と義務感がせめぎ合っていました。TRA(Transgender Rights Activist)からの攻撃は怖いけど、ユウキを振り絞らなきゃならない時もあるよね!!と自分を奮い立たせていました。

その日の夜はマジで本当に行くの?自分から危険に飛び込むの??正気か??という気持ちで準備してました。何度も恐怖で心が揺らぎました…。

デモのあとみんな何するんだろう?というのが分からなくてデモ後はノープランでいました。

当日デモ前

電車に乗ってしまえばもう行くしかなくなる!!なにがなんでも乗るんだよ!!みたいな気持ちで電車に飛び乗りました。私のことだから怖気づいて集合場所目前で引き返すんじゃないか??と集合場所に着くまで自分を疑っていましたね。

電車の中ではデモ現場に行くのにどの道なら殺されにくいかグーグルマップを見ながら考えてました。小宮信夫教授の言う「入りやすく、見えにくい」場所を少しでも避けようとしていました。トランスジェンダリズムとの戦いの中で得た犯罪学の知識の活用ですね。

ヘイトを許さない一市民さんの一連ツイート↓にあるように、トランスジェンダリズムに反対する人たちへの憎悪のピラミッドが形成されつつあることは知っていました。敵意の表明から嘲笑、非人間化、そして脅迫までもが起きていました。海外ではトランスジェンダー自認女性が銃で学校を襲撃する事件も起き(犯人は射殺されたため動機は不明ですが)、いつどこでピラミッドの上までエスカレートするか懸念しています。

トランスジェンダリズムを支持するTRA(Transgender Rights Activist)は、自分たちの思想に反対する人たちを差別者と呼びつけます。“差別者”扱いし、“差別者”を殺す殴るとの脅迫もしています。「殺す・殴る「意思がある」と表明し脅迫する彼らは、殺す・殴るを「実行する」まであまり距離がありません。差別者は一体誰なんでしょうか。

私自身が、“差別者”と呼びつけられる存在だと自覚がありました。本当に命の危険があると覚悟して行きました。

脅迫は怖かったですが、それでも未来のために命を懸けることにしました。勝手に女性と子どもの未来を背負った気になっている、スーパーヒーロー気取りの痛いやつじゃんw私はスーパーヒーローじゃないのにねwと自分で自分を茶化して恐怖をごまかしながら。

「女にだけ戦争がしかけられている」ってベル・フックスだったかが言っていて(記憶が曖昧なので知ってる方ご指摘ください)、トランスジェンダリズムとの戦いも#waronwomanてタグがあったのを思い出していました。デモという戦地に赴く兵士の気分。

行きたいけどお金がなくて行けないって人に交通費出します!って作戦も考えたけど、命かかってるから他人に代わりをさせるわけにはいきませんでした。かけるなら自分の命だけ。

デモ中

とにかく危害を加えられないように警戒していました。通りすがりの人全員を警戒していました。キョロキョロしまくってて落ち着きのないように見えたかと思います。ずっとピリピリしてました。

Twitterで募集した意見を読み上げたり、自分の言葉で主張する女性たちの声を聴いていました。もちろんコールにも参加しました。

客観的なこととして、デモの参加者を一人増やせたことがその日の私の成果でした。

主観的には、その日はほんとうにただ居ただけみたいな人になりましたが、一体私になにができるのか…という諦めを乗り越えてここまで来ることができた、という成果を得たと思っています。

デモ後

ほかの参加者さんとお茶にご一緒しました。ネットだけでは追えていなかった話、フェミニズムの歴史の話、トランス関連コミュニティの話、貴重なお話を伺えました。ありがとうございました。

どのアカウントの誰々ですと名乗れなくてすみませんでした。今後にまたフェミニストを分断するようなトピックが出てきたときに、もしかしたら対立してしまうかもと思うと…名乗れませんでした。対立して差別者だ殺す殴るというターゲットになったら危険だという感情と、今顔を合わせている相手への誠意で葛藤し、結局は前者をとりました。仮に対立したところでまさかそんなことはしないだろう、とは思いたいですが…今目の前で起きてますからね…とにかくびびってました。

わがまま言って私が振り回してしまって申し訳ありませんでした。あのときはありがとうございました。

無事生きて帰れました。帰路で襲われることもありませんでした。緊張から解放されてちょっとふわふわしました。

おわりに

びびりながら参加したってことだけでも伝わればと思います。だってTRAが脅迫するするんですから。過剰な恐怖でもビビりすぎでもなんでもないです。脅迫するのが悪いんです。私たちは悪くありません。脅迫するほうが100悪いです。脅迫するTRAが100悪いのに、ひるむわけにはいきません。そんなことで黙らされるわけにはいきません。私は黙らない!!

この記事が誰かのユウキにつながればと思います。\Men are not women!男は女じゃない!!✊✊/

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