【読書記録】脱コルセット:到来した想像

脱コル
ダンス・イン・クローゼット管理人
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脱コルセット運動は社会運動という特性上、一人一人解釈が違うというか、どこからどこまでという定義もないし、どういうものなのかイメージつかみにくいですよね。そんな脱コルの理解を深めてくれたのがこの本でした。

脱コルセットとは?

「脱コルセット」は、メイクやハイヒール、スカートなど女性に課されるあらゆる「着飾り」を「コルセット」と称して全面的に拒否する運動です。(タバブックスさんのリレーブログより)

『脱コルセット:到来した想像』は脱コルセットを実践している女性のインタビューをまとめた本です。内容は外的コルセット、つまり外見に関することが主です。外的コルセットから解放されてどうなったか、何に気付いたか、などについて語られ、「脱コルとは何か」を考えていくという感じです。

そんななか私が共感したのはこの言葉でした。

私の考える脱コルセットは、私に選択の自由がある、ということです。

『脱コルセット:到来した想像』p28

インタビューに答えていたある方の意見です。脱コルとは着飾りをするかどうか選択の自由があるということ、今のところ私もこれに近い考えを持っています。装飾したくないときは徹底的にしないけど、したいときはする(まあ装飾したいという欲求が社会に作られたものなのかもしれませんが…)。

おしゃれしたい時のためにコスメや人形服がちょっと残してあります。アイシャドウ1個、スカート1着、ハイヒール1足…「これがあれば装飾しようと思えばいつでもできるしこれ以外は捨てちゃおう、1個くらいないと不安」と安心材料として(?)クローゼットの奥に押し込んであります。執着が手放せないとも言えますね…。

まあ実際はコロナ禍で着て出かけることもなく、「やっぱ飽きたな」と着る機会が来るより捨てるのが先かもしれません。

脱コルは何のため?

脱コルセットは自分の気持ちを考慮するための運動だ。男性の目を気にし、文化的に容認される論理に従って鈍感化が進んだ、その苦痛に居心地の悪さを感じ取るための運動なのである。脱ぎ去るべきコルセットがどこからどこまでを意味するかは、それを身に着けている状態ではわからない。わかっているから脱ぐのではなく。脱いでこそ分かる。(中略)そのようにして、着飾る行為を続けているときはまったく感じられなかった苦痛を、行為を中止することではっきり感じとれるようになるのが目標だ。自分と距離のある苦痛しか、しっかりと感じ取れないものだから。

p97

この、自分と距離のある苦痛の話、タバブックスさんのリレーブログにもありました。こちらもどうぞ。↓

https://note.com/tababooks/n/n06cf9e6c457e?magazine_key=ma936bbfffdd4

やめると分かるって言うけど…その、やめるユウ気が必要な人もいるでしょうね。踏み出すタイミングがないって人がいるかもしれません。先人が髪を切ったのはこんなタイミングだったようです↓

・ショートカットの女性を暴行する事件に対して連帯する気持ちで切った人

・彼氏と別れた日にツーブロックにしたという人

・デモに参加したのがきっかけという人

・この本を読んでる途中で(もっと短く)切ったという人

まだ脱コルしてない人~!この記事を読んだ後とかどうですか?家電量販店に電動バリカンあります。

YouTubeなどにセルフカットのやり方を教える動画があります。私も最初見て参考にしました。

ヘアカタログ検索ホームページとかで「マッシュ女子」「刈り上げ女子」とか…いややっぱメンズのほうで探さないとベリーショートでもまだ長いかな?グーグルで「バズカット 女性」で検索するのもいいかも。「私もいけるかも!」と後押しになりますよ。

脱コヤキ탈코야끼(タコヤキ、タルコヤキ、日本のたこ焼きみたい、と坊主を指す。타코야키だとたこ焼きの画像が出ます)と言って坊主にする韓国フェミニストもいるようですね。日本に「坊主女子」とかいう言い方もあるようですが…なんでもなんとか女子って付けるのが個人的にあんまり好きじゃないですね。

韓国には断髪パフォーマンスや、停めたトラックの中だったかでここで髪短く切りますよ~ってイベントがあったそう。いいね。日本でそれをやるには…とりあえず会場と、美容師さんの手配と、掃除用具を準備して、入浴施設の近くで開催するとか?日本もいつかできるといいですね。

どこからどこまでが脱コルなの?

女性がコルセットを仕分けする上で適用する基準は、「男性もしようとするのか」である。

p141

この言葉は分かりやすくていいですね。脱コルはどこからどこまでという明確な基準ありませんから、この言葉を参考に、男がするオシャレはしていいかなというのが私のスタンスです。メンズ服でおしゃれを目指し、ネックレス、指輪、小さいイヤリングはしようかなというところです。コスメ、マニキュア、ヘアアクセ、パンプス(ぺたんこでも)は捨てていってます。

最後に

脱コルセット運動の闘争相手は自分自身である。(中略)欲望につけこんで内面化された圧力と闘わなければならないのだ。

あとがきより

ぐああああ…!まさに今戦ってます…!葛藤で苦しいです。

コラボブログでも書きましたが、暇だとコスメ売り場に引き寄せられる呪いにかかってます。人形服のトレンドが気になって検索してしまうし、ハンドメイドアクセサリー販売イベントにわざわざ出かけるし、小さいバッグが好きだから見かけると手にとってしまうし…はっ!ダメだダメだもう買わないんだった!と我に返るんです。気に入っても買えない悔しさがありますね。…いいんだ、私の欲より社会運動のほうが私は大事なんだから…!!

ダンス・イン・クローゼット管理人
ダンス・イン・クローゼット管理人

私もまだまだ自分と闘っている途中です。一緒に自分との闘いに勝ちましょうね…!

脱コルセット始めようぜ!コルセット壊してこうぜ!脱コル通じて連帯しようぜ!

コラボブログ↓とリレーブログ(刊行予告含め9記事あります)もぜひ見てくださいね。ハヨンガ~!

https://peripenworks.net/?p=308

https://greeneyes-fem.com/2022/06/29/%e3%80%90%e3%83%96%e3%83%ad%e3%82%b0%e3%82%b3%e3%83%a9%e3%83%9c%e7%ac%ac%e4%ba%8c%e5%bc%be%e3%80%91%e3%83%95%e3%82%a7%e3%83%9f%e3%83%8b%e3%82%b9%e3%83%88%e8%84%b1%e3%82%b3%e3%83%ab%e6%9c%ac%e3%82%92/

タバブックスさんのリレーブログ↓

https://note.com/tababooks/n/n82ad5ba811b6?magazine_key=ma936bbfffdd4

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